2021年に消えた2017年12月の記事の書き直し
超ハンティキャップを調整しやすいゲーム
「 ↑ 囲碁は 黒石から先に置くぜ。
先に石を置く方を 先手(せんて) という」

「 ↑ 白石は 後に置くぜ。
後に石を置く方を 後手(ごて) という」
「 先手と後手は どっちが強いんだぜ?」

「 囲碁は 先手が強いぜ」
「 どれぐらい強いの?」

「 ↑ 囲碁は 日本ルールと 中国ルール の2つが盛んだが、
日本ルールでは 取った土地の広さを競う。
日本では 2002年頃まで プロ棋士の間では 白石側に 5.5 個分の土地をサービスしていたが、
それでも 先手番の方が強かったので、現代の囲碁は 2022年現在でも使われている 白石側
土地 石 6.5 個分サービスで釣り合いを取っているぜ」

「 この、白番がもらってる 6.5 の土地のことを
コミ と呼ぶぜ」

「 0.5 っていう半端な数は 何なの?」

「 取った土地の広さが 同じだったら、白の勝ちにしようぜ、という 0.5 だぜ」
↑ 9路盤(きゅーろばん)
↑ 13路盤(じゅうさんろばん)
↑ 19路盤(じゅーきゅーろばん)

「 ↑ 囲碁って 9路盤、13路盤、19路盤とあるようだけど、
どの盤のでかさでも 白番には コミが 6.5個サービスされるの?」

「 そうだぜ」

「 9路盤でもらう 6.5 のコミと、 19路盤でもらう 6.5 のコミって、
価値が違い過ぎない?」

「 19路盤で 先に石を置く価値より、 9路盤で 先に石を置く価値の方が
もっとでかい。 後手が 6.5 のコミぐらい もらって十分」

「 そういうハンデって 安定して実力を出せるトップクラスのプロ棋士基準だろ。
ポカをするアマチュアでも ゲームバランス取れてるのかだぜ?」

「 強さが安定しなくて 指導者と習う人、ぐらい実力におっきな差があるときは、
弱い方が 黒石 を持って、盤の上に予め 石が置いてあって
白石が置くのから始まるという
置き碁(おきご) というハンデを使う」
↑ 1子局(いっしきょく)
↑ 2子局
↑ 3子局
↑ 4子局
↑ 5子局
↑ 6子局
↑ 7子局
↑ 8子局
↑ 9子局

「 ↑ 9路盤だと 2子~9子 が よく見る置き碁かな。
以下、置き方の例だが 決まりがあるのか知らん」
↑ 10子局
↑ 11子局
↑ 12子局
↑ 13子
↑ 14子
↑ 15子
↑ 16子
↑ 17子

「 ↑ 将棋と違って 多段階で ハンディキャップを付けられて いいわねえ」

「 10子以上とか 勝負というより 教える側、教えられる側 みたいな
指導対局になる」

「 逆に、実力差が ちょっぴりしかないときの 細かなハンデ もあるぜ」

「 香落ち みたいなやつか?」

「 ヘタな方が 黒石 を持ち、 コミ無し の
常先(じょうせん)だぜ」

「 先手の有利を そのまま使うのね」

「 また、 ハンディキャップなんか止めて 先後交代して2局 打てばいいじゃないか、
というのが
互先(たがいせん) だぜ」

「 江戸時代など、囲碁の遊び方は もともと 互先 だったらしいぜ。
黒番のときに必ず勝ち、白番のときに ひっくり返せるか、という感じだったらしいぜ」

「 お父ん 江戸時代に行って 見てきたのか」

「 2022年のコンピューター将棋では 先後2局指す 互先 が流行りそうねえ」

「 しかし、昭和時代の囲碁から 白にコミを持たせて1局で終わらせる対局も
互先 と呼ばれていたそうだぜ」

「 意味が全く変わってる」
日本ルールと中国ルール

「 囲碁は 日本ルールと 中国ルール の2つに大きく分かれるぜ。
他にもあるけど 気にしなくていい」

「 統一しないのか?」

「 囲碁一番強いの韓国。韓国は日本ルール使ってる。
日本も 日本ルール使ってる。
中国は 中国ルール使ってる。
UEC杯コンピュータ囲碁大会は日本でやってるので 日本ルール使ってる。
2016年、最強のコンピュータ囲碁ソフト アルファ碁 と 韓国の魔王 李世ドル は中国ルールでやった」

「 バラバラ……」

「 中国ルールは 石の数が点数なんで 石なんか コンピューターでも数えられるんで
計算機で勝敗を判定できる。
だから コンピューターが中国ルール使うのは順当」

「 日本ルールは 石の置いていない自分の土地の数が点数なんだが、
どこが自分の土地か数えるの、
人間だったら 自分の棋力で裏付けして 見積もり するのだろうけど、
プログラマーが プログラムに どこが自分の土地か数えるのを プログラミングするの
できたら 『お前は囲碁の神か?』レベルなんで 原理的に到達できない」

「 その説明では分からんなあ」

「 中国ルールと 日本ルールの どっちを先に覚えたらいいんだぜ?」

「 日本国内の囲碁 見たり 遊んだりするなら 日本ルール、
コンピュータ囲碁を作るなら 中国ルール だぜ」

「 この記事では どっちのルールでやるの?」

「 日本ルールと 中国ルールの 共通するところをやって、
そのあと まずは 日本ルール で説明して、
コンピューター囲碁を作る段階になってから 中国ルール を説明したらいいんじゃないかな」
日本ルールでも中国ルールでも共通する「呼吸点」

「 ↑ 石は 上下左右に 呼吸をする口 が付いていると思ってくれだぜ」

「 ↑ 貝みたいだな……」

「 ↑ 盤の辺にいると 呼吸ができるところが 1つ減るな。
呼吸できる方向にある空点を
呼吸点(こきゅうてん;Liberty)と呼ぶぜ」

「 苦しそうねぇ」

「 ↑ 盤の角に置くと、呼吸点は2つになるな」

「 ↑ 盤の真ん中の方にいても、隣に 相手の石があると そっちの方向へは
呼吸できないぜ」

「 白石 邪魔だなあ」

「 ↑ 白石の方も、 黒石邪魔だなあ、と思ってるぜ」

「 ↑ 隣が 同じ色の石なら 管はつながって 呼吸してるぜ」

「 くっついて 呼吸して 何が嬉しいんだぜ?」

「 白石に3方向を囲まれてしまっても、隣接する仲間が呼吸してくれれば OKだぜ」

「 表面積が多いほど有利なのねぇ。小腸の柔毛みたいな連中ねえ」

「 ↑ で、すべての方向を囲まれたら 呼吸できなくなるな」

「 ↑ 呼吸できない石は 盤の上にいることはできない、というのがルールだぜ。
だから 黒石は 取り上げられるぜ」

「 あーあ」

「 ↑ また逆に、四方向に相手の石がある真ん中が空いてても……」

「
眼(め)というやつねえ」

「 ↑ そこに 黒石 を置くことはできないぜ。
盤上に呼吸のできない石が居ることはできない、というルールがあるからだぜ」

「 ↑ じゃあ 上図のようなケースを考えてみようぜ?」

「 ほらよ」

「 大惨事よ」

「 ↑ おっ、 空き地が空いたぜ」

「 さっき そこに いっぱい居たんだぜ」

「 置けるな!」

「 置けるけど、また取り上げられそう」

「 どんどん いろんなパターンを見ていこうぜ!」

「 ↑ 周りが囲まれていても、真ん中が空いていれば やっぱり 呼吸ができるぜ!」

「 ↑ ほらよ」

「 囲碁って こんなにポンポン 石が飛んでくゲームだったかしら?」

「 石が飛んでいってたら、いつまで経っても 囲碁、終わんないな」

「 石を飛ばなくできるのかだぜ?」

「 ぜったいに石が飛ばない形、 まるで将棋のゼットのような形が
二眼(にがん) だぜ!」

「 なんで石が飛ばないんだぜ?」

「 石を置いてみろだぜ」

「 ↑ ほらよ」

「 そこに石は置けないぜ。
呼吸のできない石が盤上に居ることはできない からだぜ」

「 あれっ? 何でだぜ?
さっきは 置けたような……?」

「 白石が 飛んでいってくれてないからね」

「 眼が2つあると ぜったい取れないのかだぜ?」

「 石は 1度に1つしか置けない。 二眼は 眼が2つある。
片方の眼で必ず呼吸ができるから 石は飛んでいかないぜ。
飛んでいかない石を
活(い)きている とか、
活き石(いきいし) と呼ぶぜ」

「 鼻の穴みたいだな」

「 ↑ 逆に 上図の黒石は 二眼がもう、ぜったいに作れそうにないな。
二眼がもうぜったいに作れない石は
死に石(しにいし) と呼ぶぜ」

「 これが
死活(しかつ) なのね」

「 OK 死活、理解したぜ」
日本ルールでも中国ルールでも共通する「コウ」

「 囲碁が ただの陣地取り と違うのは
コウ というルールがあるから、という
話しもあるぜ。見てみよう」

「 ↑ 説明のために、上図のような形を用意したぜ」

「 ↑ 白石を ここに置いてみようぜ?」

「 ↑ ほらよ!」

「 ↑ ちょやさっ!」

「 ぬぬぬぬ……」

「 ↑ せやほっ!」

「 ↑ ふんだらばっばっば!」

「 不毛なことを止めなさい!」

「 お父んが 先に止めろだぜ!」

「 きふわらべが 先に止めろだぜ!」

「 ルールを決めましょう!」

「 先に 白石を置いたところは いいとしましょう」

「 そうだぜ!」

「 ↑ 黒石で 白石を取り上げたのも いいとしましょう」

「 そうだぜ!」

「 ↑ で、さっき 白石が1個ここにあって、取り上げられたのよね」

「 そうだぜ!」

「
1つ前の相手の手番で 自分の石が1個だけ取り上げられた場所を
コウ と呼ぶことにしましょう」

「 コウ!?」

「 コウ に石を置くと 永遠に繰り返すことになるから、
コウ に石を置いてはいけない、というルールにしましょう」

「 な、なんと……」

「 よっしゃ! お父んが手を変えろだぜ!」

「 ↑ じゃあ どっか別のところに置こ。 これで コウ は消えたぜ」

「 ↑ 真似したろ」

「 ↑ コウ が消えてるから置けるぜ!」

「 待った!」
(書きかけ)